速く走るためには「もっと腕を振って!」「もっと足を上げて!」と、走りながらフォームを正すことを意識していませんか?もちろんフォームは大切です。ですが、トレーニングを積んでいく事で、フォームのほとんどは自然に整えられるもの。それに、子どもたちがフォームを意識すると、形ばかりが気になって、肝心な【本気で走る】ことが後回しになってしまうことがよくあります。なので、フォームを見直す前に、してほしいことがたくさんあります。目次「速く走る」ために必要なことって、なに?小学生向けトレーニング6選さいごに「速く走る」ために必要なことって、なに?ポイントを5つにまとめてみました。走る姿をイメージしながら、ぜひ確認してみてくださいね!1, ぶれない体幹手と足を素早く動かすには、まず、体の軸がしっかりとしていることが大切です。これなしでは始まりません。手足を動かす力があること、思いっきり動かしてもぶれない軸があること、まずはここを意識していきましょう。2, 前に進む力1歩1歩、しっかりと地面を蹴って前に進む力を強くしましょう。左右どちらの足も差がないことが理想です。3,左右の足の素早い切り替え1歩1歩が大きくても、ゆっくりでは速く走れません。次々と左右の足を前に出していく素早さも必要です。フォームを正していく場合は、ここで意識するのがgoodです!4,瞬発力スタートが出遅れると、もちろんタイムロスにつながります。集中して合図を聞き、音に素早く反応できる力をつけましょう。5,最後まで走り切る持久力持久力と言っても、長距離を走る時のような持久力ではなく、ゴールまで失速せずに全速力で走り切る持久力が必要です。走る距離は50m、80m、100mと様々かもしれませんが、どの距離を走りたいのかを想定してトレーニングしていきましょう。では、どのようにしてこの5つをマスターしていくのか、小学生が取り組みやすいトレーニングを具体的にご紹介します。小学生向けトレーニング6選トレーニングその1 :「高バイ」手と足を地面につけた四つん這いの姿勢(膝をつかないハイハイ)で進みます。左右の手足をバランスよく、リズミカルに動かします。手と足だけで進んでいるように見えるこの動き、実は、ものすご〜く体幹の筋力を使います。最初はゆっくり、慣れたら少しスピードを上げてみましょう。一般的な腹筋運動をするよりも、子どもたちにとっては、はるかに効果的に筋力がつきます。赤ちゃんにハイハイをたくさんさせよう!と言われているのは、体幹を鍛える為です。体幹の筋力が弱いまま歩こうとすると、立った状態を維持できない、足を前に出せない、ということが起こります。「走る」ことも、この延長にあります。まずは土台をしっかり作る事が大切です。トレーニングその2 :「ツイスト運動」体幹の筋力をつけながら、横の動きも取り入れ、可動域を広げます。しなやかに動く強い筋肉をつけましょう。両手を伸ばして手を組み、足は肩幅に広げて立ちます。少し膝を曲げてもOKです。ふらつかないよう、しっかりと立ちましょう。足は動かさないようにしながら、腕を地面と平行に左右に大きく動かします。10回くらいがやりやすいでしょう。次に両肘を曲げて腕を胸にピタッとくっつけます。小さく素早く両肩を交互に前後に入れ替えます。これも10回行いましょう。どちらのツイスト運動も足は動かさず、上半身だけをひねります。その時に、お尻やお腹に力を入れることが分かるようになると、とてもいいです。トレーニングその3 :「ケンケン」たとえば、5m〜10mほど「ここからここまで」と距離を決め、ケンケンで進みます。まずは、途中で反対の足をつかずに最後まで進めるようになること。それができれば、次は、1歩1歩をできるだけ大きく進み、少ない歩数でクリアすることを目標にやってみましょう。両足どちらも行います。トレーニングその4 :「もも上げ」脚の付け根にある腸腰筋のトレーニングです。腸腰筋は上半身と下半身を繋ぐ唯一の筋肉。歩いたり走ったりする際に、脚を後ろから前に持ってくる時に必要な筋肉です。STEP1姿勢を正してまっすぐに立ち、手は腰にあてます。片足ずつ太ももが地面と水平になるまで上げます。この時、つま先が膝より前に出ないよう、ふくらはぎと太ももがくっつくように上げます。足を元の位置に戻してから、反対の足も同じ動きをします。これを10回繰り返しましょう。頭の位置は動かさず、姿勢を崩さないように丁寧に行いましょう。STEP2STEP1 までの動きがスムーズにできるようになったら、次、片足を上げた状態でストップします。足を下ろすと同時に反対の足を上げます。ほんの一瞬だけ体を浮かして、足が地面に着くのと逆足の太ももが地面と水平になるのを、同時に行いましょう。フォームを正す場合は、ここで意識すると良いです。腕振りをプラスすると、特に小学生であれば、軸がブレてしまう事が多いので、別々にやってみましょう。トレーニングその5 :「瞬発ゲーム」音に素早く反応できるかがポイントです。集中力と、瞬時に体を動かせる力を養いましょう。STEP1仰向けに寝転び、目を閉じます。よく耳を澄ませて、合図の音で素早く立ちます。目を閉じることで、集中力を高めることができます。実際にダッシュの練習時にもこのトレーニングを取り入れることができます。STEP2進行方向に頭を向け、うつ伏せに寝転びます。手は顎の下、または顔の横におきます。合図で素早く立ち上がり、そのまま前にダッシュします。有名なビーチフラッグと同じですが、小学生のスタートダッシュの練習には、後ろを向くよりも、進行方向にうつ伏せになっている方が、「素早く前に出る」というイメージがつかみやすいです。トレーニングその6 :「実際の距離よりプラス5m」実際に走る距離と同じ距離を走る機会を作りましょう。その場でできるトレーニングは取り組みやすく、やる機会も多いように思うのですが、以外と「実際の距離を走る」ということが抜けていたりするのです。ゴールを全速力で通過できるよう、【プラス5m】の距離を走るようにしてみることがポイントです!さいごにいかがでしたでしょうか。上記のトレーニングをそれぞれ別々に練習するのもいいですし、組み合わせて、サーキット形式でトレーニングするのもおすすめ◎「速く走ること」は運動をする中で、多くの子どもたちが目指すことではないでしょうか。日々のトレーニングで身体は変わります。身体が変わればもちろん、動きも変わります。ぜひ、それを体感してみてくださいね!