お家でできる、とっても楽しい体遊び。上級編です!未就園児でもできる遊びなので、それほど難しいものではないのですが、体感する動きはなかなかアクロバティック!逆さまになったり、回ったり、一人ではできない動きに、子どもたちもスリルが味わえます♪子どもたち自身の動きの引き出しが増え、今後、体を動かす上でのベースにもなっていきます。目次逆さまぶらんこ〜起き上がり一緒に、でんぐりがえりくるリンパ1くるリンパ2逆さまぶらんこ〜起き上がり向かい合わせに立ち、子どもを抱っこします大人は足を肩幅に開き、抱っこしたまま子どもを逆さまにぶらんこのように前後にゆらゆら〜ぶらんこの揺れに合わせて「いち、にの、さん!」で起き上がり、抱っこの状態に戻しましょう!日常の中では、意識しない限りなかなか逆さまになる機会ってありませんよね。だからこそ、逆さまになるだけで子どもたちって楽しいんです。こういった動きを取り入れることで、感覚の幅もどんどん広がっていきます。最初は3.までの「ゆらゆら」だけでもOK!4.に挑戦するときは、背中に手を添えてあげると、やりやすいのでオススメです。一緒に、でんぐりがえり大人は膝を伸ばして座ります。子どもは後ろに立ち、左右どちらかの肩にもたれかかります。両手を優しく引っぱりながら、片方の肩に子どもを担ぎます。子どもの後頭部、背中やお尻を支えて体を丸めながら、膝の上に転がします。体を丸くして、回転する事を体験します。サポートはもちろん必須ですが、子どもたち自身も、無意識に体幹に力を入れてバランスをとったり、回転する感覚を身につけたりしていくので、やっていくうちに、身のこなしが軽やかになっていくのが分かると思います。くるリンパ 1大人はイスなどに腰をかけ、向かい合わせになるようにして、膝に子どもが座ります。(腰をかけるところがない場合は膝をついてしゃがんだ状態からでもOK)子どもは足をそろえて膝を曲げ、小さくなります。足の裏は大人の胸のあたりにくっつけるようにします。両手をつなぎます。子どもの手首を持つようにつなぐと、はずれにくく、しっかりとつなげます。(子どもは手が小さく、また汗をかきやすかったりもするので、手のひら繋ぎ方ではすべってしまうことがあるので注意して)足の裏が胸の辺りにあることを確認しながら、ゆっくりと立ち上がり、子どもを逆さまにします。少し前屈みになり、足を下ろすように促します。この時、子どもの足が地面に十分につくよう、腕をのばして高さを調整しましょう。子どもがくるんと足抜きまわりをして、地面に足がついたら、やさしく手を離します。実はこれ、次の立った状態でのくるリンパをやりやすくしたものです。くるリンパをやりたいのに、子ども自身が逆さまになることが理解できずに、くるリンパまでたどりつけない…といった事がよくあるので、最初から逆さまになりやすくしてみました!気をつけていただきたいのが、最後の着地のところ。足がつかない高すぎる位置で回転すると、勢いよく回ってしまい、肩関節が可動域を超えた動きになりやすく、痛めてしまう事にもつながるので、くれぐれも「足のつく位置で」「ゆっくりと」を意識してやってみてくださいね!くるリンパ2向かい合わせになり、<くるりんぱ1>と同様、子どもの手首を持つように両手を繋ぎます。子どもが自分で足を上げて、大人の体を登り、逆さまになります。子どもの背中と大人の体が、ぴったりとくっつくようにすると逆さまの状態でも安定し、回るスピードを調整することもできます。 大人は腕を伸ばしながら前かがみになって、回った後に子どもの足が地面につく位置に高さを調整します。子どもが足ぬきまわりでくるんと1回転し、地面に足がついたら、やさしく手を離します。こちらが、一般的な「くるリンパ」です。逆さまになることが理解できると、自分の力で登り、回れるようになります!体幹を使うこと、逆さまや回転の感覚を身につけることは、確実に運動能力UPにつながります。鉄棒やマットがなくても、それらに必要な動きはたくさんできます。また、遊びの中で楽しく力を身につけておく事で、実際に道具を使ったり、何かの動きにチャレンジしたりした時に、ベースとなる力がある分、「できる」という喜びも早く味わえます。やっぱり、できるって楽しくて嬉しいものです。ぜひ、お家で楽しく土台作りをしてあげてくださいね!