はじめに試合で最高のパフォーマンスを発揮するために、深町選手が日々意識していることとは試合でベストな状態を保つためには、日々の準備が欠かせません。今回のインタビューでは、深町選手が試合当日に最高のパフォーマンスを発揮するために取り入れているルーティーンや、メンタルの持ち方についてお話を伺いました。睡眠、食事、ウォーミングアップ、メンタルコントロールなど、細部にまでこだわりながら試合に向けて最善の準備を整えている深町選手。今回のインタビューを通じて、ぜひみなさんも自分に合ったコンディショニング方法を見つけるヒントにしてみてください。フィジカル面で心がけていること前日の過ごし方試合前日に気をつけていることはありますか?早めに寝ることですね。最低でも7時間は寝るようにしています。大会の時間によって就寝時間は変わりますが、どんなに遅くても24時までには寝るように心がけています。7時間の睡眠が大事だと思ったきっかけは?以前の睡眠時間は、5〜6時間くらいでした。でもあるとき、7時間寝たらすごく走れたんです。それがきっかけで、自分には最低7時間の睡眠が必要だと気づきました。緊張で眠れなかったことはありますか?大学3年の大会で、意気込みすぎて逆に緊張し、夜中に目が覚めたことがありました。その後、全然寝られなくて…。そのときは、外を散歩して気分を落ち着かせました。今は、「練習でやったこと以上の力は出せない」「緊張しても周りの評価は変わらない」と考えることで、落ち着けるようになりました。怪我の予防怪我予防のために気をつけていることは?怪我をすると試合に出られなくなるので、普段から予防については意識しています。特別なことはしていませんが、練習後にしっかりご飯を食べたり、筋膜リリースの機械や低周波機器を使い念入りにケアをしたりしています。ウォーミングアップのこだわりは?こだわりというのは特にありません。怪我をしないために、日頃のウォーミングアップや試合前のアップをしっかりと行なうことを意識しています。試合当日のルーティーン朝シャワーを浴びる試合当日の朝の習慣はありますか?朝シャワーを浴びます。40℃くらいの温度で体を起こすことを習慣としています。すっきりした気分になってスイッチが入るので、試合の日は欠かせません。普段の日もやっていますか?本当はやりたいんですけど、普段はギリギリまで寝ちゃうのでできていません(笑)。短時間で集中したアップ試合前のウォーミングアップはどのように取り組んでいますか?ダラダラやるとそのままの流れで試合に入ってしまうので、短時間で集中して行うようにしています。怪我防止のためにも、メリハリをつけてしっかりやります。メンタル面で心がけていること観客を楽しんでもらえるように試合前に意識していることは?自分だけが楽しむのではなく、観客の皆さんにも楽しんでもらえるようなパフォーマンスを考えます。その方が私自身のテンションも上がり、モチベーションUPにも繋がっているんです。その考えはどこから?もともとサッカーをやっていて、当時はゴールパフォーマンスがかっこいいと思っていました。でも、ポジションがゴールキーパーだったので、そういう機会がなかったんです。陸上では、レース直前には選手紹介があるので、「せっかくだから何かやってみよう」と思ったことがきっかけです。格闘技の入場シーンなど他の競技からも影響を受けています。試合直前のルーティーン試合直前はどのように過ごしていますか?ヒップホップが好きなので、好きなラッパーの曲を聴いて、試合前の緊張感をテンションに変えるようにしています。モチベーションの保ち方は?「この大会で自分が一番速くて強くてかっこいい選手だ」と思い込むことですね。試合は楽しむ場でもありますが、勝つためには気持ちからしっかり持っていくことが大切だと思っています。試合後、疲労回復のためのリカバリー好きなものをたくさん食べる試合後の食事について教えてください試合が終わったら好きなものをたくさん食べます。最近の定番は、山岡家の特製味噌ラーメンですね。試合前は2週間くらい食事制限しますが、終わったら思いっきり食べます!たくさん食べて、寝て体を回復させます。長風呂・サウナで疲労回復試合後のリラックス方法は?スーパー銭湯や温泉に行って、長風呂します。サウナも好きで、1〜3セット繰り返して疲れを取ります。まとめ今回のインタビューでは、深町選手の試合に向けた準備やルーティーンについてお話を伺いました。これからの活躍にも注目です!ありがとうございました。・・選手プロフィール・・深町飛太選手【経歴】敦賀高校 → 城西大学 → 順天堂大学大学院(在学中)【主な実績】2023年 関東インカレ(2部)400mH 優勝2023年 全日本インカレ 400mH 8位2024年 学生個人選手権 400mH 5位2024年 全日本インカレ 400mH 8位高校から400mHを始め、現在も順天堂大学大学院にて競技を続けている。