身体づくりには、トレーニングだけではなく「食事」が大事なのは、現役アスリートのみなさんはもちろんご存知だと思いますが、実際に強い選手やチームはどんなことを意識しているのか?気になりますよね。本記事では、そんなお悩みに答えるべく、食事の仕方、基礎知識をお伝えしていきます!また、一人暮らしの学生アスリートに向けた便利アイテムもご紹介します。<目次>・なぜバランスの良い食事を摂るのか?・身体づくりのための食事の基本構成とは?・アスリートの食の基本の型・1人暮らしにあると便利な食品なぜバランスの良い食事を摂るのか?日本では「主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを」という指針を挙げていますが、私たちは、健康維持や身体作りをしていく上で睡眠や運動だけではなく、食事の内容がいかに重要かがわかりますね。言葉にすると当たり前ですが、”食べたもので身体は構成されている”からです。食べ物をきちんと食べていないと、身体を動かすためのエネルギーが不足したり運動後の疲れを回復するための栄養素が不足したりします。その結果、怪我やモチベーションの低下に繋がります。怪我の予防や日頃のモチベーション・コンディションの維持、筋肥大、健康維持のためにもバランスの取れた食生活を心がけ、五大栄養素や食物繊維をしっかりと摂ることが重要になってきます。特に、アスリートなど運動をしている人は理想の身体作りのためだけではなく、身体の回復のためや、怪我のリスク軽減のためにも食事について意識的に取り組んでいくことが大切です!身体づくりのための食事の基本構成とは?1日に必要な栄養素を確保するため、食事は朝・昼・晩の3食を食べることが基本です。この朝・昼・晩の3食で、五大栄養素 (炭水化物、脂質、たんぱく質、ビタミン、ミネラル)と食物繊維をバランスよく摂ることが、目標の身体を作るための理想となります。また、アスリートの人は1日に消費するエネルギーが大きいため、朝・昼・晩の3食の食事だけでは1日に必要な栄養素を補うことができません。そこで、3食で補うことができない分は、「補食」を追加するといった工夫も必要になってきます。アスリートの食の基本の型一般的に運動をしている人に求められる食事の基本は、下記の6皿にて構成されます。主食 ・・・ご飯やパン、麺類などのエネルギー源主菜 ・・・肉や魚、卵、大豆などの筋肉や骨、血液を作る材料源副菜 ・・・野菜やいも、きのこ、海藻などの身体の調子を整える果物 ・・・みかんやキウイいちごなどのエネルギーや体調を整える乳製品・・・牛乳やチーズ、ヨーグルトなどの身体を作る材料汁物 ・・・味噌汁やスープなどの身体の調子を整えることや水分補給ができる実際、6皿用意することは大変ということもあると思います。その場合は、ごはん、具だくさん味噌汁、おかずの3皿を基本とした3皿でOK。副菜と汁物をひとつにまとめるイメージです。運動時間が長かったり強度が高い練習をした場合は、ごはん、具だくさん味噌汁、おかずの3皿に加えて、乳製品、果物も積極的に摂りましょう。たんぱく質が含まれるお肉、発酵食品であるお味噌、ビタミンやミネラルを含む野菜、きのこ類などを入れたお味噌汁や、ご飯と一緒に肉や魚、野菜、きのこ類などが入った鍋料理も取り入れてみましょう。具だくさんのお味噌汁や鍋料理というのは、一品で多くの栄養素を摂取することができるので、時間がない時や手間がかかるときに最適です。1人暮らしにあると便利な食品1人暮らしをしていて、「自炊がしんどい」「自炊する時間がない」というときに便利なアイテムをご紹介します。料理をしなくても食べられるものや料理用の調味料の素などは、自炊が苦手な方の強い味方になってくれます!1人暮らしの選手の場合は、実家に協力してもらい仕送りで常温の保存品を送ってもらうのも1つの手段!今日紹介した食事の基本をすでに意識できていた人は、今後も引き続き意識していきましょう!これから意識していくという人は、毎日完璧に調理をこなすというより、継続できるよう少しずつでも良いので、実践していけたら最高です!食事もトレーニングと同じように、日々積み重ねていきましょう!参照 平成26年 文部科学省/厚生労働省/農林水産省 食生活指針