スポーツ栄養とは?「何を、いつ、どのくらい、どのように食べるか?」スポーツ栄養とは、スポーツに取り組む人々がパフォーマンスを最大限に発揮するため、またケガがなく長く競技を続けるための食事の方法です。近年、スポーツ栄養に対する関心や期待は高まっており、オリンピック選手やプロ選手だけではなく、学生・ジュニアアスリート、スポーツ愛好者など、スポーツに取り組む様々な人々がスポーツ栄養を活用しています。また、スポーツをしている人に特化した方法と思われがちですが、健康の維持・向上を目指す人、仕事で身体を動かす人、忙しく働くビジネスマンなど、幅広くあらゆる人に応用できます。スポーツ栄養はなぜ必要か?身体は食べたものからできている健康維持のためには、「食事・運動・休息」のバランスが大事と言われており、「食事」は重要な要素です。人間の身体は約60兆個(諸説あり)の細胞からできており、細胞そのものの材料になったり、細胞が働くためのエネルギーになったりするのは、すべて食べ物から摂取した栄養素です。言われると当たり前のように感じますが、食事は毎日のことなので、特に意識をしていないと、案外忘れてしまうことかもしれません。トップアスリートの鍛え上げられた力強い身体を見たことがある人も多いでしょう。彼ら、彼女らは、1日にしてその身体を手に入れた訳ではなく、厳しいトレーニングの積み重ねでその肉体を作り上げています。トレーニングを行うためのエネルギー源や、身体の材料は、日々の食事が大きく影響しています。スポーツをすると身体は消耗するスポーツをする人は、活動量が増えることにより、エネルギー消費量が増え、活性酸素の増大により身体への負担も大きくなります。競技レベルがあがると、トレーニング強度も上がり、試合でのプレッシャーも大きくなる傾向があるためストレスも大きくなり、心身共に消耗が激しくなっていきます。活動量に見合った食事が摂れていないと、理想の身体づくりができないだけではなく、疲労が溜まり体調を崩したり、ケガのリスクが高くなったり、集中力も低下し、質のよいトレーニングの継続が難しくなってしまいます。食事もトレーニングの一環として、意識的に取り組んでいくことが大切です。スポーツ栄養は「継続する」ことが重要スポーツ栄養と聞くと、食べると急激に筋肉がついたり、疲れがとれたり、パフォーマンスが上がる食べ物があるとイメージする人も少なくありません。しかし、1日トレーニングをしただけで強靭な身体やスキルが身につかないのと同じように、食べてすぐに効果がでる特別な魔法のような食べ物がある訳ではありません。自分の活動量に見合った食事を継続して摂ることで、身体は少しずつ変化していきます。トレーニングと同じように、日々の積み重ねが重要です。また、食習慣を大人になってから変えることは、長年自分に根付いている習慣を変えることになるので、強い意思が必要になります。従って、食習慣が形成されるジュニア期から、正しい知識や習慣を身に付けることが大切です。食事は生きている限り一生続くもの。正しい食習慣は、スポーツ以外でも、健康な人生を過ごすためにも役立ちます。「完璧な食事を毎日作って食べるなんて難しそう」と思う人もいらっしゃるかもしれません。ビオリアでは、スポーツ栄養学の理論に基づきながら、シンプルで簡単で、実践する人が継続しやすい方法で、サポートして参ります。